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胆石症


胆嚢結石、総胆管結石を総称して胆石と呼んでいます。胆石の成因は不明ですが、コレステロール結石、ビリルビン結石、混合石などがあります。胆嚢結石と総胆管結石は、比率では圧倒的に胆嚢結石が多いが、どちらも重症化することがあり、症状がある場合は治療が必要です。

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胆嚢結石

胆嚢結石は生涯無症状で経過することが多く、無症状胆石と呼ばれ切除する必要はありません。切除しなければならない場合は、腹痛、背部痛などの痛みを伴う時、発熱、腹痛、嘔吐を伴い胆嚢炎を併発した時、胆嚢壁肥厚など胆嚢がんが疑われる時、総胆管結石を合併している場合です。
胆嚢結石は切除例の1%に胆嚢がんの合併がみられるといわれていますが、術前診断は難しく、すでに進行がんのこともあります。

総胆管結石

総胆管結石の多くは胆嚢から落下したもので、無症状で経過することもあるが、結石が嵌頓して痛みが生じ、胆汁の流れが停滞し黄疸になり、細菌感染により胆管の炎症(急性閉塞性化膿性胆管炎)を併発し重症化することがあります。よって、早期に診断して治療することが望ましいと考えられます。
総胆管結石を内視鏡的に取り出せば(砕石術)、残った胆嚢結石を手術することは胆嚢炎を予防するうえで必要なことです。

検査

検査名 検査内容
腹部エコー 感度が高く特異度も高い。胆嚢結石の診断には超音波に勝ものはない。しかし、総胆管結石の場合は総胆管の末端は十二指腸のガスのため見えにくく、結石があっても描出されないことがある。エコーを過信してはいけない。
CT 単純撮影でも陽性結石は診断が容易である。胆嚢腫大、胆管の拡張も簡単に捉えることが出来る。撮像時間も数秒であり、利便性の点からも多用されている。
MRCP 磁気を利用して胆管像を構築し、侵襲がなく総胆管結石の診断できます。体に金属がある人、心臓ペースメーカーが留置している人は検査を受けられません。しかし、擬陽性のこともあるので注意が必要です。
ERCP
(内視鏡的逆行性膵胆管造影)
胆汁の流れに逆行して造影剤を胆管に注入します。総胆管結石の診断に有用であり、小さな結石を診断でききますが、胆汁が感染していると、入れすぎると胆管炎をおこします。
内視鏡的総胆管結石砕石術 総胆管結石の治療は、ほとんど内視鏡的に結石を砕石して、バスケットカテーテルを用いて取り出すことができます。ERCPで総胆管結石を確認したら(写真)、十二指腸乳頭部を切開して出口をひろげてやります(写真)。これによって処置具の挿入が簡単になり、大きな結石でも取り出すことができます。
治療の成功率はカテーテルの胆管挿管率に比例し、当院では99%で、手術をお願いする患者さんは年間、1-2名です。