平成29年度 東部地域 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 820 147 117 169 457 721 1483 2180 1812 302
地域医療支援病院である当院は、地域医療の中核として年齢を問わず積極的に患者さんの紹介を受け入れ、質の高い医療を提供しています。今日の少子高齢化の流れを受け、全体の7割が60歳以上に患者で占められており、70歳以上の患者さんも概ね50%を占める状況です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 291 8.65 10.61 3.09 77.04
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 82 3.20 3.59 1.22 71.17
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 81 18.31 19.65 1.23 74.05
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 68 14.87 15.12 4.41 83.04
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 61 10.70 11.44 1.64 75.75
内科診療は消化器、呼吸器が中心です。消化器分野では、上下の内視鏡診断、及び内視鏡治療(食道静脈瘤に対するEVL、胃・大腸早期癌・線腫などのEMR・ESD)に加えて、肝胆膵の診断治療(ラジオ波、ENBD、PTCD,TAE等)を行っています。また呼吸器分野では、肺炎、喘息、COPD、慢性呼吸不全の治療を行っています。
当院では、内視鏡による結腸ポリープ粘膜切除術を施行する症例も数多いのですが、DPCの扱いが異なるため、上記症例数には含まれておりません。
後述の「診療科別主要手術別患者数等」の表を参考にしてください。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 128 5.03 5.94 0.00 0.50
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 81 4.07 5.50 0.00 3.62
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 5.26 6.32 0.00 2.55
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 65 2.22 2.54 0.00 3.23
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 45 4.60 5.70 0.00 2.64
小児科は地域の中核となる二次医療、365日24時間体制の救急医療を重点項目として診療を行っています。主な入院疾患は、気管支炎・喘息などの呼吸器疾患が最も多く、ウイルス性の急性腸炎などの消化器疾患、アレルギー疾患と続きます。

外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 170 4.05 4.47 0.00 70.51
060020xx99x7xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 88 3.38 7.98 1.14 73.51
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 86 4.00 4.38 0.00 64.85
060335xx02000x胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 胆嚢水腫、等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等胆嚢炎2なし 副傷病なし 77 7.66 7.40 0.00 66.19
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし 72 7.40 7.01 9.72 29.65
主な対象疾患は食道・胃・大腸などの消化管ならびに肝臓・胆道・膵臓などの消化器外科疾患と乳腺疾患及びヘルニアなどの一般外科疾患です。治療は外科手術が中心ですが、最近では腹腔鏡下手術や内視鏡的粘膜切除術などの低侵襲手技も積極的に行っています。
手術症例では、悪性では大腸癌、胃癌、乳癌が多くを占めていますが、膵癌・胆道癌・肝癌なども増加傾向にあります。一方、初診時切除不能の進行癌症例や当院での術後再発症例に対しては、ガイドラインに準じた点滴による化学療法も併せて行っています。
この表の上位の症例は化学療法が占めております。また、鼡径ヘルニアの手術症例は170件を超えておりますが、DPCの扱いが異なるため、上記症例数には含まれておりません。
後述の「診療科別主要手術別患者数等」の表を参考にしてください。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 90 30.07 27.09 74.44 80.98
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 40 24.18 22.44 22.50 80.50
070370xx01x1xx 脊椎骨粗鬆症 経皮的椎体形成術 手術・処置等2あり 30 28.70 24.98 16.67 82.77
160700xx97xx0x 鎖骨骨折、肩甲骨骨折 手術あり 副傷病なし 21 3.90 5.54 0.00 44.19
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 20 5.05 5.21 0.00 40.70
主に脊椎脊髄病(椎間板ヘルニア、化膿性脊椎炎、癌の脊椎転移、成人脊柱変形、脊椎椎体骨折、脊椎脊髄外傷、腰部脊柱管狭窄症など)に対して侵襲の大きい手術ではなく、可能な限り背部の筋肉を傷つけない最小侵襲脊椎手術(MIS)を柱に治療をおこなっております。また、関節・外傷疾患(人工関節治療)に対する治療や急増する骨粗鬆症椎体骨折(圧迫骨折)にはバルーン椎体形成(BKP)の手術を取り入れています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 25.10 9.68 28.57 79.05
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 19 19.37 16.38 31.58 69.74
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 15 5.27 5.15 0.00 72.67
010060x0990301 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 12 17.50 16.78 16.67 76.58
010030xx03x00x 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 10.36 9.95 0.00 70.00
当科の特徴とする治療としては、血管内治療と認知症精査があります。血管内治療は、脳動脈瘤コイリング、脳動静脈奇形塞栓術、頚動脈ステント術等があり、専門医と共に施行しています。認知症精査については、近年の高齢化社会による認知症の増加とともに、認知症の診断、治療の必要性が増しています。当科では、放射線科医師とタイアップし、VSRAD(MRA)、IMP検査(isotope検査)、DATスキャン、MIBGシンチグラフィー等を駆使して、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、パーキンソン病等の鑑別診断を施行しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 10 3.00 6.63 0.00 78.50
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眼科では、白内障に対する手術である水晶体再建術(眼内レンズ挿入)を数多く行っており、硝子体疾患に対する硝子体切除術も行っております。
また指標には表されていませんが、入院せずに外来で白内障手術を行う日帰り手術も実施しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 100 7.96 7.31 0.00 73.55
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり 副傷病なし 28 4.14 5.17 0.00 71.18
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 27 7.93 12.34 3.70 69.15
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 22 5.86 5.75 0.00 64.09
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 21 10.95 12.30 0.00 67.90
泌尿器科での主な疾患の内訳は、膀胱の腫瘍・悪性腫瘍が最も多く100例、次に水腎症等の炎症性疾患28例、腎臓・尿路の感染症 27例でした。また、前立腺生検(多箇所生検)は一泊入院のうえ腰椎麻酔科あるいは局所麻酔で行っています。 平均在院日数は6.9日。診断群分類上位5疾患の平均在院日数は、膀胱腫瘍、上部尿路疾患で全国平均値を少し上回りますが、概ねの疾患で全国平均値を下回っています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 83 2.93 4.75 0.00 66.28
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 56 9.98 9.91 0.00 45.96
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 42 2.07 5.02 0.00 69.60
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 40 3.03 4.98 0.00 65.40
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮筋腫摘出(核出)術 腟式等 手術・処置等2なし 37 2.05 3.25 0.00 35.30
診療内容は産科を除く婦人科領域で、良性・悪性腫瘍、性器脱などの患者様が大半を占めています。最近の傾向として、若年者の子宮頚部病変が増加しており、妊孕性温存の立場から、レーザー光線を使用した治療を積極的に行っています。良性疾患に対しては、腹腔鏡下手術が増加傾向にあり、悪性腫瘍に対しては日本婦人科腫瘍学会ガイドラインに基づいた標準治療を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 195 3.29 3.03 1.03 72.01
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 106 5.12 4.62 0.94 71.42
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 15.86 17.71 7.25 79.62
050130xx9910xx 心不全 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 37 15.22 15.87 0.00 70.97
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 27 15.59 12.72 7.41 7.41
循環器内科で最も多い症例は、虚血性心疾患、心不全の占める割合が多いというのが例年の傾向です。 平成29年度の年間心臓カテーテル検査総数は500件で、基本的に2泊3日の入院として橈骨動脈穿刺法にて行っており、患者の苦痛を少なくするように考慮しています。
PCI件数は168件で、全体の成功率は97%と良好な成績を収めています。当科ではPCIの際にIVUS(血管内超音波検査)を行い、至適サイズのカテーテル、ステントを用いることで安全にPCIを行うように努めています。
当院は、平成12年より東京都CCUネットワークの1施設として活動しており、都民の心臓救急医療体制としての役割を果たしています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 32 11 60 39 31 46 17 7
大腸癌 26 91 151 216 111 144 17 7
乳癌 - - - - - - 17 7
肺癌 - - 23 57 153 15 17 7
肝癌 - - - - 63 41 17 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では特色ある医療として「がん医療」を掲げており、地域の医療機関からがん患者さんの紹介を積極的に受けいれております。また、平成23年度には内視鏡検査による癌の早期発見、診断、治療へと結びつけています。そのため、内視鏡を用いた検査・治療が行われる大腸癌の件数が多くなっています。また、抗癌剤によるがん化学療法も積極的に行われており、StageⅢ・Ⅳの患者に対して治療を行っていることがあらわれています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 23 9.61 50.83
中等症 160 13.05 78.05
重症 43 18.12 83.02
超重症 12 18.33 87.00
不明 - - -
重症度別の患者数では、中等度が最も多く、ついで重症度が多くなっています。一般に重症度が上がるほど患者の平均年齢は上がり、平均在院日数は長くなる傾向がありますが、当院では超重症患者でも20日未満です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 50 26.94 74.30 21
その他 50 24.40 75.32 16
平成29年度において、「脳梗塞」と診断された患者の半数近くが発症3日以内の患者さんでした。ほとんどの患者さんは、発症当日に救急搬送されるか、地域の医療機関からの紹介で当院を受診します。また、脳梗塞の急性期治療を終了した患者さんのうち、6割強が自宅復帰されていますが、残りの4割弱は近隣の医療機関へ転院し、リハビリテーションまたは長期療養に専念することとなります。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 295 1.43 1.33 0.00 66.95
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 219 3.39 7.41 8.68 76.43
K6851 内視鏡的胆道結石除去術(胆道砕石術を伴うもの) 74 2.50 5.66 4.05 78.49
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他) 56 1.45 2.79 0.00 77.71
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 54 1.69 7.78 0.00 75.74
内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術の症例を多く行っています。ポリペクトミー目的の2泊3日が典型的な症例となります。
胆道疾患や膵臓疾患に対して内視鏡的胆道ステント留置術の症例数が次いで多くなっています。これは様々な病態で狭窄した胆道にチューブを通して拡張し、胆汁の流れを良くする手術です。この手術は、胆石症に対する内視鏡的胆道結石除去術などの他の手術の前段階として行われることも多く、術後日数が長くなる傾向にあります。

外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 172 1.33 1.92 0.00 51.28
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 144 1.53 4.70 0.00 64.80
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 126 1.13 1.15 0.00 71.32
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 72 4.53 13.93 0.00 73.13
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 39 0.72 5.15 0.00 28.15
手術件数が最も多いのは、ヘルニア手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の順となります。
 ヘルニア手術は鼡径ヘルニアに対して行われるもので、短期滞在手術等基本料の対象(4泊5日)となっています。当院においては3泊4日での入院・手術が通例となっています。
 胆嚢炎や胆石症などの胆嚢疾患に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術も数多くの症例を行っています。急性胆嚢炎を発症された患者さんは、まず内科的な治療で炎症を改善させて一旦退院し、改めて外科に手術目的で再入院するケースが典型的です。この手術では腹腔鏡視下で行われ、患者さんの負担をできるだけ小さくするよう努めています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 85 5.73 20.56 54.12 74.92
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 40 3.13 8.45 17.50 53.33
K142-4 経皮的椎体形成術 38 10.34 16.89 15.79 82.00
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 31 7.10 23.32 80.65 80.19
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 23 2.83 26.48 8.70 72.70
骨折手術の件数が多く、中でも大腿骨の症例数が多いのが特徴的です。この症例の患者さんは高齢者が多く、手術後もリハビリ目的で転院するケースも多いです。
 内視鏡下椎間板摘出術は、内視鏡下で行うことにより皮膚切開の範囲は短く、手術侵襲は小さく、術後の痛みも軽くなるため、患者の負担が小さいという利点がある手術です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 17 5.82 17.29 23.53 80.29
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慢性硬膜下血腫は、外傷などにより数週間から数カ月後に硬膜にできた血腫により脳が圧迫されて、頭痛や運動麻痺、認知症該当が発生し発見されることが多く、脳の萎縮がみられる高齢者に多い疾患です。この疾患に対し頭蓋から血腫を洗浄・除去する手術の症例が当院では多いです。
手術後の状態が落ち着くと、継続治療およびリハビリのために転院する患者さんが2割近くいらっしゃいます。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 272 1.00 1.01 0.00 76.31
K279 硝子体切除術 10 1.00 1.00 0.00 78.50
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眼科では、白内障に対する手術である水晶体再建術(眼内レンズ挿入)を数多く行っており、硝子体疾患に対する硝子体切除術も行っております。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 104 1.36 5.63 0.00 73.88
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 51 0.22 4.94 0.00 71.22
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術 30 1.53 8.73 0.00 70.00
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 22 0.82 4.05 0.00 64.09
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 21 1.62 6.29 0.00 72.19
泌尿器科の主な手術の内訳は、内視鏡による経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が104件と多く、次いで経尿道的尿管ステント留置術が51件、腎(尿管)悪性腫瘍手術が30件、経尿道的尿路結石除去術が22件、内視鏡による経尿道的前立腺手術が21件となっています。
 開腹手術もなるべく小さな創で手術を施行し、患者の侵襲を小さくするよう心がけています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 59 1.00 8.61 0.00 47.46
K867-4 子宮頸部異形成上皮又は上皮内癌レーザー照射治療 37 1.00 0.05 0.00 35.30
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 34 1.06 5.09 0.00 35.97
K872-3 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術 33 1.00 0.36 0.00 41.00
K867 子宮頸部(腟部)切除術 24 1.00 2.92 0.00 42.04
婦人科の主な手術の内訳は、子宮全摘術が59件となっており、次いで子宮頚部異形成上皮レーザー治療が37件、子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術が34件、子宮頚部切除術が33件、子宮附属器腫瘍摘出術(両側)24件となっております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 90 2.60 3.37 1.11 71.24
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 29 2.41 2.97 3.45 72.69
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 19 0.05 14.58 0.00 65.74
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 16 4.88 7.63 0.00 77.25
K597-2 ペースメーカー交換術 10 1.00 2.90 0.00 79.40
狭心症、心筋梗塞の患者さんへの経皮的冠動脈ステント留置術が1番目と3番目に多く、急性期の心血管疾患への対応ができていると思われます。経皮的冠動脈形成術も2番目に多い手術です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 12 0.15
異なる 16 0.19
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 17 0.21
異なる - -
手術・処置などの合併症にあたるものとして、感染症および合併症の発生率を示したものです。播種性血管内凝固症候群(DIC)・敗血症・真菌感染症はいずれも感染症、悪性腫瘍等に合併することが多い疾患です。厚生労働省による平成26年度のDPC対象病院全国平均は、播種性血管内凝固症候群(DIC)「0.17%」、敗血症は「0.56%」、その他の真菌症「0.04%」、手術・処置等の合併症「0.07%」となっており、当院では、すべて全国平均以下であります。
 手術や処置を実施するにあたり、合併症を起こさないように細心の注意を払って施行しています。しかし、患者さんの要因等も含めてゼロにはできず、出血、感染、縫合不全、膿瘍形成等の合併症はどうしても一定の確率で起こり得ます。臨床上ゼロにはなりえないものですが、少しでも改善できるよう努めてまいります。
更新履歴
2018/9/14
平成29年度「病院情報の公表」を掲載しました。